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国連訓練調査研究所(ユニタール)は、個人や団体への創造的な研修を通じて、よりよい未来のための世界レベル・国家レベルでの意思決定を促進する国連機関です。1963年に設立され、2020年には322,410人に学びの機会を提供しました。スイス・ジュネーブの本部のほか、ニューヨーク事務所、広島事務所、ボン事務所があり、世界中に様々な拠点やネットワークをもっています。持続可能な繁栄局(Division for Prosperity)では、広島事務所とジュネーブ本部の職員がともに、起業やリーダーシップ、貿易と金融、デジタル技術、軍縮などについて世界レベルの知識や技術の共有を進めています。アフガニスタン、南スーダン、イラクなど紛争後復興の過程にある国の人々へのプログラムなどには、広島という立地を生かし、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして研修に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。
広島という象徴的な地に設立された最初の国連機関であり、中四国地方で唯一の国連機関でもあります。研修・研究活動に加え、研究機関や行政機関・民間企業など幅広い分野の機関との連絡調整といった、ユニタールでの戦略的な役割も担っています。
日本での公的な支援組織として、2019年に一般社団法人「国連ユニタール協会」が創設され、国連ユニタール...
国際および地域社会に貢献し、国連ユニタールの専門家と広島の人々との交流を促進するため、国連ユニタール広島事務所では、学者、外交官、政治家、市民活動団体などによる講演会(公開セッション)や公開セッション(広島レクシャーシリーズ)を定期的に開催しています。
公開セッション・公開講義を開催した回数-127回
公開セッション・公開講義参加者-7,024人
(2003年~2015年7月)
過去の講義のテーマについては、以下をご参照ください。(敬称略), 2017
アフガニスタンの現状と今後の展望 - 日本の支援の役割
(2017年4月27日 於:広島)
基調講演:
駐アフガニスタン日本国大使 鈴鹿 光次 氏
ご挨拶:
アフマド・バシャ・ガフォーリ 氏 (駐日アフガニスタン大使館一等書記官)
川野 徳幸 氏(平和科学研究センター長)
隈元 美穂子 (国連ユニタール広島事務所長)
2016年
「世界津波の日」に考える防災と女性の役割 ー日本と大平洋諸国の知見からー
(2016年11月7日 於:東京)
基調講演:二階俊博氏(自民党幹事長)
パネリスト:
山中 燁子氏 (外務省世界津波の日特別大使)
タニア・ラウマヌルペ・ツポウ氏(駐日トンガ大使)
茅根創氏(東...
2011年東日本大震災及び2004年スマトラ島沖地震の惨禍が残した爪痕は非常に深く、すべての国にとって集合的な記憶となっています。特に、津波リスクの高い国々とっては、これらの震災及び津波の記憶は、将来的に起こりうる災害に備える上でも重要なものとなっています。
第3回国連防災世界会議及びその成果文書である仙台防災枠組み2015-2030は、災害による死亡率や被災者数の削減目標を掲げました。「防災における女性のリーダーシップ発揮」をテーマとしたハイレベル・パートナーシップ・ダイアローグにおいて、日本政府は、防災に対するジェンダーの視点を持つことは、ジェンダーの違いによって異なる能力や脆弱性に焦点を当て、防災や減災、そして災害から復興に取り組む上で非常に重要であると強調しました。
このような背景において、ユニタールは2016年に「国連ユニタール広島世界津波の日における津波防災に関する女性のリーダーシップ研修」を立ち上げました。, 第4回目となる2019年度のプログラムは10月29日に開始し、太平洋の14の小島嶼開発途上国(SIDS:Small Island Developing States)より27名の研修生を日本に招聘しました。国家、地域、超地域レベルでの取り組みを促すだけではなく、より小さなコミュニティ・レベルでの防災の実践を促すために、...