今号のニュースレターでは、20253月から20255月までの国連ユニタール持続可能な繁栄局の様々な研修事業や取り組みをご紹介しています。

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主なニュース

UNITAR

コロンビアでのマネー・ローンダリング対策のオンライン学習プログラムが再開・拡大へ

国連訓練調査研究所(ユニタール)が実施する、コロンビアのマネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するオンライン学習プログラムが再開しました。本プログラムは、米国国務省の国際麻薬・法執行局(INL)の財政支援を受けて実施されています。これまでに数千人の参加者から非常に前向きなフィードバックが寄せられており、本プログラムの重要性とインパクトが示されています。第1ディプロマの残りのモジュールは間もなく公開予定であり、第2ディプロマは9月までに開始予定であり、同地域における制度強化とより安全・安心な社会の実現を目指します。[全文を読む]

UNITAR

アジア太平洋地域の17名の次世代リーダー、防災スキルを強化:国連ユニタールの研修がフィジーのワークショップをもって閉幕

国連ユニタールの2024年度津波防災に関する女性のリーダーシップ研修事業が、202537日に終了しました。フィジーでの5日間のワークショップには、アジア太平洋地域11か国からの実務者17名が集まり、防災・減災分野における女性のリーダーシップの強化と地域コミュニティの災害に対するレジリエンスの強化に取り組みました。同事業は、日本政府の支援を受けて実施されました。[全文を読む]

UNITAR

アフガニスタンの女性と若手起業家を育成:国連ユニタールの研修が成功裏に終了

国連ユニタール「アフガニスタンの女性と若者を対象とした食料・経済安全保障促進のための起業家精神」研修(日本政府支援事業)の最終・第3フェーズが、2025222日から26日までカブールで実施されました。多様なセクターからの計80名の若手起業家がワークショップに参加し、地域の食料安全保障と経済安定の強化に貢献することを目指して、財務および起業に関する実践的なスキルを身につけました。[全文を読む]

UNITAR

国連ユニタールとトルコ気候変動総局、能力強化を通じた協働を推進

2025327日、トルコの気候変動総局が、国連ユニタールのオンライン能力強化セッション「繁栄のための青写真:プロジェクト提案書作成入門」に参加しました。この60分間の研修は、同総局が求める提案書作成スキルの強化というニーズに応えるために設計されたもので、両機関のパートナーシップを実質的に進めるための具体的な一歩を示すものです。気候変動総局は、トルコ共和国環境・都市化・気候変動省の附属機関です。[全文を読む]

UNITAR

北東アジアにおける平和と軍縮の推進:ニューヨークで開催されたNPT準備委員会サイドイベントに国連ユニタールが参加

2026年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議第3回準備委員会の会期中、国連ユニタールは、2025428日にニューヨークの国連本部にてサイドイベントを開催しました。本イベントはモンゴル政府が主催し、広島県・長崎県両自治体および軍備管理協会(Arms Control Association)の支援を受けて実施されました。「北東アジアにおける地域の平和と安全保障の強化」をテーマとし、国連モンゴル政府代表部常駐代表ニャムドルジ・アンフバヤル閣下や、広島県の湯﨑英彦知事などが登壇しました。議論では、同地域の緊張が高まる中、北東アジアにおける核軍縮、持続可能性、そして平和の推進の緊急性が強調されました。

参加者募集

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グローバル・ユース・スカラーズ育成プログラム― SDGsを足元から評価する

持続可能な開発目標(SDGs)の評価者としての役割を高めることを目指した「グローバル・ユース・スカラーズ育成プログラム」への参加者募集を開始しました。本プログラムは世界中の18歳から24歳の若者を対象とし、地域社会における持続可能性の取り組みの実際の影響を評価するためのツール、メンター指導、そして国際的なネットワークを通して、参加者は、地域の経験とグローバルな目標をつなげる視点を養うことができます。

応募締切:随時受付(最終締切は20251031日)
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UNITAR

RISE LAB:起業家精神・イノベーション・経済レジリエンスを通して、エジプト、イラク、レバノンの若者の可能性を開花させる

エジプト、イラク、レバノンの熱意あふれる起業家や農業ビジネス分野のリーダーを対象に、若手起業家やイノベーター向けの起業家精神と食料安全保障に関する研修への参加者を募集しています。

応募締切:2025620日(UTC+3 午前0時)
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UNITAR

2025年度「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」プライマリー・コースの募集開始(日本人研修員)

平和構築・開発分野の国際機関での活躍を目指す方々に向けたプライマリー・コースが今秋日本で開催されます(本事業は外務省による実施、広島大学受託。国連ユニタール及び国連ボランティア計画が実施協力)。日本人研修員の募集を受け付けていますので、参加要件や応募手続きをぜひご確認ください。

応募締切(日本人募集):202574日(金)(※フォーム入力締め切り:630日(月))
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パートナーシップ

UNITAR

国連ユニタールのプロスペリティ・アライアンス成都センター発足、持続可能な開発を促進

国連ユニタールは202537日、成都連合繁栄技術有限公司および成都文化産業商会と協定書に署名し、戦略的パートナーシップ、能力強化プログラム、革新的ソリューションを通じて持続可能な経済発展を推進することを目的とした「プロスペリティ・アライアンス成都」を立ち上げました。国連ユニタール・持続可能な繁栄局長は48日に中国・成都を訪問し、プロスペリティ・アライアンス成都の作業委員会と意見交換を行い、優先的な取り組みを確認しました。[全文を読む]

Envato Elements

国連ユニタールとパプアニューギニア中央銀行が連携強化 金融犯罪対策の強化に向け覚書を締結

202542日、国連ユニタールとパプアニューギニア中央銀行の金融分析・監督部門は、同国におけるマネー・ローンダリング防止、テロ資金対策及び拡散金融対策の取り組みを強化するため、覚書(MoU)を締結しました。[全文を読む]

UNITAR

国連ユニタール、若者の国際協力を推進 中国・海南で開催された熱帯大学連盟2025年サミットに参加

国連ユニタールは、2025414日から15日に中国・海南大学で開催された、熱帯大学連盟(League of Tropical Universities2025年サミットに参加しました。本イベントで、国連ユニタールは熱帯大学連盟事務局と覚書(MoU)を締結し、学術協力およびスキル開発の促進に向けた連携を深めることとなりました。[全文を読む]

UNITAR

国連ユニタール、プロスペリティ・アライアンス深圳を発足 ユースのイノベーションとグローバルな持続可能性に注力

2025411日、国連ユニタールは中国(深圳)国際人材研修センターと協定書に署名し、国連ユニタール・プロスペリティ・アライアンス深圳(大湾区)を発足させました。本連携は、技術協力、デジタル・トランスフォーメーション、人材育成、国際コミュニケーションに重点を置き、地域の持続可能な成長を支援します。[全文を読む]

UNITAR

国連ユニタール、プロスペリティ・アライアンス・シンガポールを立ち上げ 地域のイノベーションと持続可能な開発を促進

202558日、国連ユニタールは、クリーンエネルギー、最先端技術、若者と女性のリーダーシップ、持続可能なコミュニティ開発を推進する新たな地域拠点「プロスペリティ・アライアンス・シンガポール」を、プロスペリティ・センター株式会社と共同で立ち上げました。[全文を読む]

Villars Institute

国連ユニタール、グローバル・ラーニング会合を共同創設 学びの未来をともに創造する

国連ユニタールは、ヴィラーズ研究所(Villars Institute)およびグローバル・ラーニング・カウンシル(Global Learning Council)とともに、教育と生涯学習の未来を形作るという共通の使命のもと、グローバル・ラーニング会合の共同設立者として正式に加わりました。[全文を読む]

研修参加者の声

UNITAR

レバノンにおける食、技術、文化の架け橋:Nathalie Fakher Eddineさん

レバノンの起業家、Nathalieさんは、「エジプト、イラク、レバノンにおける食料安全保障と経済発展の促進のための起業家精神とイノベーション」研修(日本政府支援事業)の修了生です。彼女が共同創設した、食を通じた交流の場を生み出すプラットフォームは、地元の一般家庭と観光客をつなぎ、レバノンの食の遺産を維持すると同時に、女性や経済的に困難な家庭に収入の機会を提供しています。[全文を読む]

UNITAR

広島から学ぶ核軍縮:タイの外交官、Manchulika Wongchaiさん

タイの外交官Manchulika Wongchaiさんは、20252月に広島で開催された第10回「核軍縮・不拡散広島研修」に参加しました。この研修は、核兵器禁止条約第3回締約国会議に向けて、自身の知見とスキルを高めることに役立ったと言います。彼女はまた、若者が外交官というキャリアを志すことを後押ししたいと願っています。[全文を読む]

UNITAR

テクノロジーと地域社会の融合で早期警報の効果を最大限に:トンガのSavelinga Fa’oliuさん

トンガ地質サービスの地質学者助手であるSavelinga Fatafehi ‘O Lapaha Fa’oliuさんは、国連ユニタールの研修「気候危機へ早期警報のための緊急対応システム:だれ一人取り残さないために」(日本政府支援事業)の2024年度修了生です。彼女は、テクノロジーと地域社会へ関与を統合させることの重要性を学び、トンガでより災害に強く、レジリエンスのあるコミュニティを築くために、その学びを活かしたいと願っています。[全文を読む]

UNITAR

インドネシアのマングローブ保全への道を切り拓く:Bryan Sinatraさん

バリ島を拠点にマングローブの再生と保護に取り組むNGOの代表であるBryan Sinatraさんは、2024年度の国連ユニタール「自由で開かれたインド太平洋のリーダー育成研修:海洋と人間の安全保障」(日本政府支援事業)を修了しました。この研修で彼は、マングローブ保全を沿岸生態系全体の視点で統合的に捉えるホリスティック・アプローチの知見を得ると同時に、アジア太平洋諸国の環境活動家とのつながりを広げることができました。[全文を読む]

UNITAR

海洋と人間の安全保障の学び手からリーダーへ:パプアニューギニアのLoretta Diluさん

戦略マネジメントを専門に研究を行う、パプアニューギニア出身のLoretta Diluさんは、2024年度の国連ユニタール「自由で開かれたインド太平洋のリーダー育成研修:海洋と人間の安全保障」を修了しました。研修で学んだ集合的な行動の力に触発され、彼女は環境と地域社会の両方に資する、湖の再生プロジェクトを立ち上げました。研修で得た知見は、学術的研究にも役立てる予定です。[全文を読む]

お知らせ

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インド太平洋の海洋・人間の安全保障に関する政策提言シリーズをオンライン公開

国連ユニタールは、インド太平洋地域の海洋と人間の安全保障に関する政策提言シリーズを公開します。本シリーズは、2024年度の国連ユニタール「自由で開かれたインド太平洋のリーダー育成研修:海洋と人間の安全保障」研修事業を通じて作成されました。第1弾では、専門家パネルが選定した政策提言3本を取り上げ、深海採掘、海洋の脱炭素化、地域に根ざした海洋保護区をテーマとしています。[全文を読む]

今号は国連ユニタール持続可能な繁栄局ニュースレター第16号です。過去のニュースレターはホームページに掲載されております。国連ユニタール、また、国連ユニタール広島事務所の活動に興味を持ってくださった方は、FacebookInstagramLinkedInX(旧Twitter)、TikTokのフォローをお願いいたします。ニュースレターの登録はこちらになります。 

コメント、ご質問等ございましたら、prosperity_communications@unitar.orgまで、メールでお寄せください。 

持続可能な繁栄局について

国連ユニタールの持続可能な繁栄局は、広島事務所とジュネーブ本部を拠点とし、包摂的かつ持続可能で豊かな世界の実現に資するため、世界基準の学習と知識やスキルを提供しています。拡大する格差の是正に向け、変化を生み出す主体である世界各国のチェンジメーカー、特に女性や若者に対する支援を行っています。

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