2021年7月19日・広島 ― 壊滅から復興、飛躍へと歩んできた広島にとって大切なこの日、8月6日に、ユニタール初となる連続セッションの形での核兵器廃絶に関するオンラインでの公開討論を開催いたします。国連軍縮部(UNODA)、広島県、へいわ創造機構ひろしま(HOPe)、国連ユニタール協会との共催で、国際機関や民間セクター、青少年など様々な立場からの働き掛けについて考えます。お申し込みはこちら
(2021年8月6日(金)いずれも日本時間。お好きなセッションにご参加いただけます)
- 午後2:00 - 3:30 核兵器廃絶と持続可能な未来の実現に向けて~ひろしまからの呼びかけ~
- 午後4:00 - 5:00 軍縮に向けた民間セクターの協働
- 午後5:00 - 5:30 為末大氏 × 隈元美穂子 特別対談
- 午後6:00 - 8:00 軍縮に向けた若者たちの協働
午後4:00 – 5:00 軍縮に向けた民間セクターの協働
Microsoft社デジタル外交シニア・ディレクター カジャ・シグリック氏
日本生活協同組合連合会 副会長 新井 ちとせ氏
株式会社テレビ新広島 代表取締役社長 箕輪 幸人氏
国連ユニタール持続可能な繫栄局長・広島事務所長 隈元 美穂子 (モデレーター)
午後6:00 – 8:00 軍縮に向けた若者たちの協働
Deportare Parners CEO 為末 大 氏
国連ユニタールインターン・広島大学大学院人間社会科学研究科2年 菅野 計馬氏
国連ユニタールインターン・広島大学大学院人間社会科学研究科1年 赤井 理子氏
Youth4Disarmament 軍縮のためのユース国連ユースチャンピョン クリステル・バーカット氏
高校生平和大使 23代大使(長崎) 大隈 ゆうか氏
高校生平和大使 23代大使(広島) 楠 康生氏
SDGs - SWY 落合 航一郎氏
50cm. 内野 そら氏
このセッションでは、それぞれのグループの視点から、核兵器廃絶と持続可能な未来について具体的な行動を起こしていくために、どのようなアプローチが可能か検討します。同時に、広島県が被爆75年を契機に核兵器廃絶のための世界的な行動を全ての国、国際機関、市民社会に改めて呼びかける「ひろしまイニシアティブ」の推進についても考えます。異なる立場の声を聴くことで、パートナーシップの拡大や、より効果的な連携の可能性を見出せると期待しています。
「国連ユニタール持続可能な開発局は、広島の人々の平和への願いを世界に伝え続けてきました。原爆による壊滅から復興を果たし、軍事都市から平和都市へと転換を成し遂げた姿は、私たちに多大な示唆を与え続けてくれています」と隈元局長は話します。「8月6日に、様々な分野の専門家やパートナーの皆様と核軍縮について議論を深められることを、光栄に思っています。すべての立場の人が加わり、マルチステークホルダーでの働き掛けを行っていくことは今、どのような分野でもとても重要になっています。このトピックについて民間セクターとの議論や連続セッションとしてのセミナーは私たちにとって初の試みで、とても楽しみにしています」
セッションは、日本語と英語の同時通訳により進められます。Zoomでの開催となりますので、事前にこちらからお申し込みください。https://unitar-org.zoom.us/webinar/register/WN_kPyii3huSneBU_-RPQ7ZmA
国連訓練調査研究所(ユニタール)とは
国連ユニタールは、成人への研修を通じて開発途上国の国づくりなどを支える人材の育成をはかる国連機関です。1963年に設立され、2020年は322,410人に学びの機会を提供しました。スイス・ジュネーブの本部のほか、ニューヨーク事務所、広島事務所があり、世界中に様々な拠点やネットワークをもっています。持続可能な繁栄局では、広島事務所とジュネーブ本部の職員がともに、起業やリーダーシップ、貿易と金融、デジタル技術、軍縮などについて世界レベルの知識や技術の共有を進めています。アフガニスタン、南スーダン、イラクなど紛争後復興の過程にある国の人々へのプログラムなどには、広島という立地を生かし、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして研修に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。