- Mujtaba Abd Al – Hussainさんは、エジプト、イラク、レバノンを対象とした2025年度国連ユニタール「RISE LAB: 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラムの第2フェーズであるオンライン研修を修了したイラクの若手起業家です。
- Abd Al – Hussainさんは、忙しい学習者や若手社会人向けに設計された、柔軟性を備えながらも体系的でテクノロジーを活用した英語教育を提供するEdTechプラットフォームを共同設立しました。
- 国連ユニタールの研修を通じて、事業の改善や経営戦略に関する貴重な知見を得ることができました。
- 日本政府および日本国民の支援を受けて実施された同プログラムは、エジプト、イラク、レバノンの若手起業家が、食料安全保障の強化と民間セクターの発展に向けた解決策を創出することを支援しました。
2026年8月20日、日本・広島 ― 多忙な仕事のスケジュールと英語学習を両立させることは、若手社会人にとって容易なことではありません。イラクでこの課題を目の当たりにした国連ユニタール研修修了生のMujtaba Abd Al – Hussainさんは、柔軟性と体系性を兼ね備えたオンライン英語学習プラットフォームを共同設立しました。
このプラットフォームは、双方向型のライブセッション、個別に最適化された演習、一人ひとりの学習進捗の管理、そして体系的な学習プログラムなど、さまざまな学習要素を統合しています。現在、Abd Al – Hussainさんはチームとともに、プラットフォームの有効性を検証し、学習体験の向上を図るとともに、イラクの学習者や若手社会人のニーズに合わせた改善に取り組んでいます。
国連ユニタールのプログラムで磨く起業家スキル
自身のビジョンを持続可能な事業へと発展させるため、Abd Al – Hussainさんは、エジプト、イラク、レバノンを対象とした2025年度国連ユニタール 「RISE Lab(Resilient Ideas for Sustainable Entrepreneurship): 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラムに参加しました。日本政府および日本国民の支援を受けて実施された同プログラムは、若手起業家やリーダーが、食料安全保障の向上と民間セクターの発展に資する革新的な地域主導の解決策を創出・実施できるよう、その能力を高めることを目的としたものです。
3か国から500名を超える若者がオンライン研修に参加しました。参加者は2025年7月から8月にかけて、双方向型のオンラインモジュール、専門家によるウェビナー、参加者同士の交流を通じて、実践的なスキルと能力を身につけました。
研修では、事業計画、市場分析、リスク管理、戦略的な事業運営に関する重要なフレームワークを学びました。これらのスキルを身につけたAbd Al – Hussainさんは、双方向型のライブセッション、個別に最適化された演習、学習進捗の管理、体系的な学習プログラムを組み合わせることで、自身のプラットフォームが提供する中核的なサービスの内容をさらに発展させました。
国連ユニタールの研修を通じて習得した知識は、GIZとOrange Corners Iraqの支援による起業家育成プログラムへの参加の機会を得ることにもつながりました。これにより、プロジェクトの開発を継続するとともに、起業家としてのスキルをさらに高めることができました。
プラットフォームの開発
国連ユニタールの研修修了後、Abd Al – Hussainさんは英語学習プラットフォームを初期段階の取り組みから、急速な成長を遂げる事業へと発展させてきました。同プラットフォームは、バグダッドの主要なイノベーション拠点で実施される、競争率の高い3か月間の事業支援プログラムに選出されました。さらに、イラク全土から数百社のスタートアップが応募する中、Abd Al – Hussainさんは、プラットフォームの事業モデルの発展を加速させるための6か月間のインキュベータープログラムへの参加枠を獲得しました。こうした進展を足掛かりに、チームは国内にとどまらず、国境を越えてユーザー基盤を拡大することに取り組んでいます。
現在は、プラットフォームの有効性を検証し、学習者の体験を向上させ、イラクの学習者や若手社会人に最も適したソリューションを構築することに重点を置いています。その後、地域全体への展開を目指しています。
Abd Al – Hussainさんの歩みは、地域に根ざした課題の発見と体系的な能力開発を組み合わせることで、一つのアイデアを、経済的なエンパワーメントと地域社会の発展の双方を促進する実現可能な事業へと発展させられることを示しています。
エジプト、イラク、レバノンを対象とした2025年度「RISE LAB: 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラム(日本政府拠出事業)について
2025年度国連ユニタール「RISE LAB: 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラムは、エジプト、イラク、レバノンの若手起業家やイノベーターが、自らのアイデアを事業へと発展させたり、既存事業を成長・拡大させたりするために必要な知識、スキル、姿勢を身につけることを目的としたものです。これらの事業は、食料安全保障の強化と民間セクターの発展に貢献することが期待されています。日本政府および日本国民の支援を受けた同プログラムは、2025年5月から2026年3月まで、3つのフェーズに分けて実施されました。持続可能な起業、社会起業家精神、イノベーション、リーダーシップ、金融リテラシー、デジタルリテラシーに関する研修プログラムや学習活動を専門とするRISE Labチームが、プログラムの設計・実施を担当しました。