- 2025年7月12日、国連ユニタールは、エジプト、イラク、レバノンからの若者524名を迎え、「RISE LAB: 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラム(日本政府拠出事業)を開始しました。
- 本プログラムはエジプト、イラク、レバノンの意欲ある起業家やリーダーを対象に、地域での食料安全保障の強化や民間セクター全体の改善に資する、革新的な解決策の創出と実施を目指します。
- 本プログラムの第1フェーズは、2025年7月から8月までオンラインで実施されており、参加者が実践的なスキルと能力を身につけ、ビジネスを立ち上げるための基盤を構築できるよう、インタラクティブなオンライン学習、専門家によるウェビナー、参加者同士の交流を通じて行われます。
2025年7月16日、広島 - 2025年7月12日、国連訓練調査研究所(ユニタール)は、エジプト、イラク、レバノンからの若者524名を迎え、「RISE LAB: 起業・イノベーション・経済レジリエンスを通じて若者の可能性を切り拓く」研修プログラム(日本政府拠出事業)を開始しました。本プログラムは複数のフェーズから構成されており、エジプト、イラク、レバノンの意欲ある起業家やリーダーを対象に、地域での食料安全保障の強化や民間セクター全体の改善に資する、革新的な解決策の創出と実施を目指します。
本プログラムは、日本国政府の支援により、すべて無償で提供されています。イラクから291名、エジプトから123名、レバノンから110名の合計524名が参加し、いずれも18歳から40歳の若者で、多様な経験を持っています。柔軟な学習形式により、いつでもどこからでも参加可能な包括的な学びの機会が提供されています。
2025年プログラムの開始
2025年7月12日に開催された第1回ウェビナーでは、三上知佐国連ユニタール広島事務所長が参加者に向けた歓迎の挨拶を行いました。
このプログラムに応募された皆さんは、ご自身の未来、そして母国の繁栄のために、大きな一歩を踏み出されました。この研修で得られるスキルが、皆さんの起業や既存ビジネスの成長に繋がることを願っています。
本プログラムの第1フェーズは、2025年7月から8月までオンラインで実施されます。このフェーズでは、参加者が実践的なスキルと能力を身につけ、ビジネスを立ち上げるための基盤を構築できるよう、インタラクティブなオンライン学習、専門家によるウェビナー、参加者同士の交流を通じて行われます。
本プログラムは、「レジリエンスあるアイデアと持続可能な起業家精神(RISE)ラボ」チームにより実施されており、持続可能な起業、社会起業家精神、イノベーション、リーダーシップ、金融リテラシー、デジタルリテラシーを主な焦点としています。この取り組みは、脆弱または移行期にある地域において、地域主導の解決策を促進するという国連ユニタールの使命を反映しています。
国連ユニタールについて
国連訓練調査研究所(ユニタール)は、1963年の設立以来、研修事業に特化した国連機関として、世界各国の人材開発を支えています。2024年には、約55万人が受講。ジュネーブ本部のほか、ニューヨーク事務所、広島事務所、ボン事務所があり、様々なネットワークをもっています。2019年からは持続可能な繁栄局(Division for Prosperity)のもと、広島事務所と、ジュネーブ本部の財政・貿易ユニットの職員がともに、起業やリーダーシップ、貿易と金融、デジタル技術、軍縮などについてプログラムを展開しています。紛争後復興の過程にある国の人々への研修などには、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして講義に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。