2026年4月23日、広島 ― 2026年4月18日、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島プロジェクトオフィスは、広島県内の若者12名を参加者に迎え、2026年度「国連ユニタール広島ユース大使プログラム~新しい時代を担うリーダーたちへ~」を開始しました。
2026年4月から8月までの4か月間にわたり実施される本研修は、混迷する世界情勢を前に、今だからこそ、「平和都市」広島から発信すべきメッセージはいかなるものかを考え、紛争のない世界の実現に向けて具体的な行動ができる力、国際舞台で活躍できるリーダーの育成を目的としています。専門家の講義や対話型のセッションを通じて、参加者は核軍縮、平和構築、国際法についての理解を深めます。
研修中に学んだ内容を踏まえ、参加者は「広島の役割」を考え、広島への原子爆弾投下から81年目を向かえる8月6日に、世界に向けてメッセージを発信します。
本研修プログラムは、2010年に開始され、今年で16年目を迎えます。これまで「国連ユニタール広島青少年大使プログラム」として、180名以上の高校生を育成してきましたが、今年度より「国連ユニタール広島ユース大使プログラム」と改名し、より多くの方に参加いただけるようにしています。本研修は、広島県から継続的なご支援を受けながら、現在は一般社団法人国連ユニタール協会の協力のもと実施しています。
2026年度国連ユニタール広島ユース大使プログラムの第一回セッション
2026年度「国連ユニタール広島ユース大使プログラム」は、4月15日のオンラインでのプログラム概要紹介を経て、第一回目のセッションを4月18日に開始しました。同セッションでは、参加者は広島出身の若者や被爆伝承者から広島に投下された原子爆弾がもたらした実相、そして、その惨事からの復興の歴史を学びました。また、昨年の国連ユニタール広島青少年大使プログラムに参加した高校生が発表した、プログラム中に作成した2050年までに核兵器を廃絶するためのロードマップの内容や核兵器廃絶に向けた取り組みについて、熱心に耳を傾けました。
「このプログラムに参加したのは、広島県民として、そして若い世代として、どういうふうに広島の平和に貢献できるかについて、より深く考えてみたかったからです。…日本だけでなく世界中の若い世代が一緒になって活動するには、どのようなことが大事なのかについても、このプログラムで考えて行きたいと思っています。」 ― 松岡祐里、2026年度「国連ユニタール広島ユース大使プログラム」参加者
研修プログラム日程
参加者は、7月末までに計8回の講義やフィールドワーク等を通じて、核軍縮と平和構築、国際法について学びます。これらのセッションは、広島市立大学や広島大学などの教育機関や国連軍縮部との連携のもと実施いたします。
講義に加えて、グループワークやディベートを通じて、参加者は、他の参加者との交流や意見交換を通じて、自らの考えを形成し、そしてそれを発信するスキルの習得を目指します。
同研修プログラムは、8月6日イベント後に行われる修了式をもって締めくくられます。
国連ユニタール広島ユース大使プログラムについて
2010年「国連ユニタール青少年大使プログラム」として、広島県内の高校生から選ばれた2名が広島の若者としての声を世界に発信する形で開始しました。国連ユニタールの知見を活かし、持続可能な開発目標(SDGs)やグローバル市民としての能力を培うべく、現在ではアジア・太平洋地域にも広がっています。国内のユニタール青少年大使プログラムではこれまでに広島県内の180名以上の高校生を中心とした学生に対し、研修を提供してきました。2026年度より対象者を広げ、「国連ユニタール広島ユース大使プログラム」として実施します。
2026年度募集要項: https://unitar.org/ja/hiroshima/news/call-applications-unitar-hiroshima-youth-ambassador-programme-2026
国連ユニタールについて
国連訓練調査研究所(ユニタール)は、研修事業に特化した国連機関です。2024年には、世界中で約55万人が受講し、より良い未来の実現のために世界各国の人材育成を支えています。ジュネーブ本部のほか、広島、ニューヨーク、ボンに事務所を構え、世界中にネットワークを持っています。詳しくは国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所ウェブサイトをご覧ください。