• 2024年9月4日、国連ユニタールは、日本政府の資金提供により実施中の2024年「津波防災に関する女性のリーダーシップ研修」事業の参加者572名を歓迎しました。
• 参加者は、アジア太平洋地域の災害リスクに対する女性のリーダーシップ推進への意気込みを共有しました。
• 同事業は、コミュニティのニーズに合わせた包括的な災害リスク低減計画を策定するスキルを身につけることを目的としています。
• この研修事業の第1フェーズは、これより2024年11月にかけてオンラインで行われます。第2フェーズは、2025年3月に開始され、選抜された20名がフィジーでの対面研修に参加する予定です。

研修開始ウェビナーにて国連ユニタール広島事務所の三上知佐所長は、この包括的なオンライン研修の参加者を歓迎しました。三上所長は、これまでの修了生の功績を強調し、修了生の後に続くよう呼びかけました。

これまでのプログラムに参加した多くの修了生が、既に災害リスク軽減の分野で重要な貢献をしていることを誇りに思います。 修了生たちは、効果的な戦略を実施し、将来世代のロールモデルとして現場で活発に取り組んでいます。彼らの成功ストーリーは、私たちに刺激を与え、多種多様なリーダーシップへ投資する重要性を再認識させてくれます。

―　三上知佐、国連ユニタール広島事務所長

世界銀行東京防災ハブの防災戦略の専門家Dixi Mengote-Quah氏は、災害リスク管理の場での女性のリーダーシップについて参加者がくぎ付けになるような講義を行いました。彼女はジェンダー平等について、そして女性がどのように災害リスク管理の実施において主導的な役割を果たすことができるかについて話し、参加者の熱心な関心と活発な議論を引き起こしました。

9月18日に予定されている2回目のウェビナーの前に、参加者はオンライン学習アプリEdAppを通じた自主学習を行い、研修参加者や修了生、国連ユニタール職員との対話や情報交換を促進するオンラインコミュニティに参加します。

2024年「津波防災に関わる女性のリーダーシップ研修」事業は、2024年9月から2025年3月にかけて、2段階で構成されます。

• 第1フェーズ（2024年9月～11月）は、専門家によるウェビナー、グループ演習、プレゼンテーションなどを含む、オンライン自主学習を行います。
• 第2フェーズ（2025年3月）は、第1フェーズで優秀な成績を修めた20名をフィジーに招き、それぞれの地域コミュニティに特化した効果的な災害リスク軽減計画を策定します。

同事業は、日本政府の支援を受け、無料で提供されています。

また同事業は、若者や女性のエンパワーメントに焦点を当て、災害に対するレジリエンスと海洋と人間の安全保障を強化することを目的とした一連の研修事業からなる「しまなみコレクティブ」プログラムの一環として実施されています。

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