• 国連訓練調査研究所(ユニタール)は、広島県および長崎県とともに、カザフスタン共和国政府主導による2026年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議サイドイベント「核軍縮義務:人道開発平和の観点から共催しました。
  • イベントは、国際連合カザフスタン共和国常駐副代表Azamat Kairolda氏が議長を務めました。
  • 地方自治体関係者、専門家、若の活動家たち、核軍縮義務をめぐる人道開発平和側面について議論しました。
  • 核軍縮の推進と、核実験の被害者や被爆者への不可欠な支援の提供は、国際社会全体の責任です。
  • パネルディスカッションでは、NPT行動計画の実施状況を評価するための市民団体等の積極的な関与の重要性や、若者による核軍縮の発信力を強化するための研修の拡充についても議論されました。
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2026年4月28日、米国、ニューヨーク 国連訓練調査研究所(ユニタール)は2026年4月27日、カザフスタン共和国政府、広島県および長崎県とともに、ニューヨークの国連本部で開催された2026核兵器不拡散条約(NPT運用検討会議のサイドイベントを共催しました。カザフスタン共和国政府主導による「核軍縮義務:人道開発平和の観点からと題した本イベントでは、政府代表者、専門家、若者を交えたパネルディスカッションが行われ、核兵器がもたらす人道的環境影響への認識向上NPT行動計画の実施支援、そして核軍縮に向けた発信力の強化に向けた取り組みについて議論が交わされました。

本イベントには、国際連合カザフスタン共和国常駐副代表のAzamat Kairolda氏、広島県知事の横田美香氏、長崎県副知事の馬場裕子氏、広島県議会議長の中本隆志氏の他50人以上のパネリストおよびゲストが参加しました。

パネルディスカッションでは、核時代平和財団会長であるIvana Nikolić Hughes博士、核に関連する事故や核実験がもたらす人道的環境的影響によりいっそう着目する必要性を強調し、こうした影響はしばしば科学的予測を上回り人々の安全を脅かすものであると指摘しました。さらに博士は、核実験の被害者や原子爆弾被爆者への必要不可欠な支援は、国際社会が共に担う責任であると訴えました。

長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長の樋川和子教授は、市民社会が積極的に関与し、NPT行動計画の実施状況を監視するための透明性と説明責任の仕組みを強化すべきだと提言しました。また、広島レポートを市民社会主導による継続的な監視の優れた実例として紹介しました。

さらに、国連軍縮部(UNODA)「ユース非核リーダー基金」事業の第1期生代表であるQuoc Thai Ly氏は、核軍縮を前進させるうえで、若者市民社会による発信力の強化が不可欠であると指摘しました。

Ly氏は若者の重要性を強調し、次のように述べました。

「すべての政策立案者が優れた語り部であるとは限らず、また、すべての語り部が十分な知識を備えているわけでもありません。だからこそ、軍縮を訴える次世代https://unitar.org/ja/hiroshima/our-portfolio/hiroshima-and-peace/youth-leader-fund-world-without-nuclear-weaponsの若者への投資は、単なる教育にとどまらず、こうした課題を革新的かつ意義深い形で発信するために必要なスキルを育むことでもあるのです。」

現在の国際的な平和と安全保障をめぐる状況において、NPT(核兵器不拡散条約)は、核軍縮、不拡散、核エネルギーの平和利用を議論するうえで重要な枠組みであり続けています。国連ユニタールは今後もパートナーと連携し、国連憲章の原則を堅持しながら、多国間主義促進平和正義の前進を通じて、すべての人々にとってより安全で公正な未来の実現に向けた対話と取り組みを継続していきます。

2026核兵器不拡散条約(NPT運用検討会議は、2026427日から522日までニューヨークの国連本部で開催されます。

参加者とアジェンダ

パネリスト

  • Azamat Kairolda氏(国際連合カザフスタン共和国常駐副代表)
  • 横田美香氏(広島県知事)
  • 馬場裕子氏(長崎県副知事)
  • 中本隆志氏(広島県議会議長)
  • Ivana Nikolić Hughes博士(核時代平和財団会長)
  • 樋川和子教授(長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長)
  • Quoc Thai Ly氏(国連軍縮部(UNODA)「ユース非核リーダー基金」第1期生)

モデレーター

  • 三上知佐(国連ユニタール広島事務所所長

アジェンダ

  • 開会挨拶・趣旨説明
  • パネルディスカッション
    • 核の正義・平和・交渉

      NPTにおける「核の正義」を議論する場の創出、核被害者国際信託基金の推進、NPT6条義務との連携

    • NPT核軍縮行動計画の着実な履行

      ― 監視メカニズムの構築

    • アドボカシー、若者・市民社会の参画、能力開発
      • 若者のエンパワーメントと参画
      • 外交官向け研修プログラム
  • 質疑応答
  • 閉会挨拶

国連ユニタールについて

国連訓練調査研究所(国連ユニタール)は、国連の専門的な研修機関です。2024年には、より良い未来に向けた活動を支援するため、世界中で約55万人の学習者に研修を提供しました。スイス・ジュネーブ本部のほか、広島、ニューヨーク、ボンに事務所を構え、世界各地にネットワークを展開しています。

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