• 2025825日、国連訓練調査研究所(ユニタール)と株式会社スピングルカンパニーは、国内外からの国連ユニタール研修参加者13に「折り鶴再生スニーカー」贈呈を行いました。
  • この「SDGsとデジタル未来‐AIとデジタル・ストーリーテリングで切り拓く変革」研修16歳から28歳の若者を対象に、持続可能な開発目標(SDGs)の推進における人工知能(AI)とストーリーテリングの活用スキル習得を目的として国連ユニタールが実施しています。
  • 株式会社スピングルカンパニーのデザインする「折り鶴再生スニーカー」には、平和記念公園に寄贈された「折り鶴」が素材として使用されており、商品のデザインを通してストーリーを紡ぐ実例を研修参加者に示しています。
  • 広島拠点を持つ国連ユニタールと株式会社スピングルカンパニーは、今後とも世代や国境を超えた平和への意識啓発を推進し、さらなる協働の機会を模索します。
©UNITAR

2025825日、広島 – 2025825日、国連訓練調査研究所(ユニタール)と株式会社スピングルカンパニーは、国内外からの国連ユニタール研修参加者に「折り鶴再生スニーカー」贈呈を行い、世界へ平和のメッセージ発信に向けて協力して取り組みました。

広島でのストーリーテリング研修での協働

この寄贈は、国連ユニタールが一般社団法人国連ユニタール協会の実施協力と広島県および広島市の支援を受けて実施する「SDGsとデジタル未来‐AIとデジタル・ストーリーテリングで切り拓く変革」研修の参加者に対して行われました。同研修は、16歳から28歳の若者を対象に、持続可能な開発目標(SDGs)の推進における人工知能(AI)とストーリーテリングの活用スキル習得を目的として、20256月に開始しました。

2025825日に開始した同研修の4日間の広島スタディツアーには、アジア4か国からの若者5名および広島県からの若者8名の合計13名が参加しました。初日の開会式には株式会社スピングルカンパニーの代表が出席し、折り鶴再生スニーカー14足を参加者に手渡しました。

広島から世界への想いのもと、自社製品を通し、折り鶴の文化、平和の尊さを発信してきました。各国から集まった次世代を担う皆様に、平和を願うたくさんの人々の想いが込められた靴をお渡しすることができ、大変光栄に思います。-内田貴久、株式会社スピングルカンパニー代表取締役

被爆から80年を迎える本年、「折り鶴再生スニーカー」を通じて広島発の平和のメッセージを発信する株式会社スピングルカンパニーとのコラボレーションの実現を大変嬉しく思います。―三上知佐、国連ユニタール広島事務所長

平和で持続可能な未来への思いを込めて

©SPINGLE Co., Ltd.

株式会社スピングルカンパニーのデザインする「折り鶴再生スニーカー」には、平和への祈りと、リサイクル素材を商品に取り入れる意識向上への思いが込められています。同社は2022年より、平和記念公園に寄贈された「折り鶴」をスニーカーの上部に取り入れる取り組みを行っており、それを通じて平和のメッセージが根付くことを目指しています。

広島・長崎への原爆投下から80周年迎える本年、リサイクルされた折り鶴から作られた糸を使用した、広島発の特別版スニーカーを、より広く世界に発信する機会として、今回の国連ユニタールとのコラボレーションが実現しました。この素材のストーリー性を活かした創造的なデザインは、研修参加者にストーリーテリングの重要性を多角的に捉えるきっかけを提供しています。

この国連ユニタール研修は20256月に開始し、一般社団法人国連ユニタール協会の実施協力のもと、広島県と広島市の支援を受けて実施しています。最終フェーズでは、参加者は202510月に広島で開催されるハイブリッド型国際イベントに参加し、制作物を発表します。

広島拠点を持つ国連ユニタールと株式会社スピングルカンパニーは、今後とも世代や国境を超えた平和への意識啓発を推進し、さらなる協働の機会を模索してまいります。

株式会社スピングルカンパニーについて

株式会社スピングルカンパニーは、広島県府中市に本社・工場を構えるスニーカーメーカーです。株式会社ニチマンの代表取締役・内田貴久が1997年に子会社として設立しました。2002年、バルカナイズ製法にこだわったレザースニーカー「SPINGLE MOVE」 を発表。20241月よりブランドを「SPINGLE」に変更してもなお、自社工場で長年培った職人達の高度な技術を受け継ぎながら、心地よい履き心地にこだわり個性的かつ流行に左右されない商品を追求し続けています。https://www.spingle.jp/

国連ユニタールについて

国連訓練調査研究所(ユニタール)は、研修事業に特化した国連機関です。2024年には、世界中で約55万人が受講し、より良い未来の実現のために世界各国の人材育成を支えています。ジュネーブ本部のほか、広島、ニューヨーク、ボンに事務所を構え、世界中にネットワークを持っています。2003年に設立された国連ユニタール広島事務所は、平和と復興の象徴である広島を拠点に、平和構築や核軍縮、紛争や災害からの復興に関する国際的な研修を展開し、世界の持続可能な平和と繁栄の実現に貢献しています。unitar.org/ja/hiroshima

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