UNITAR

2023年11月9日・広島-2023年11月8日付で国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所長に三上知佐(みかみ・ちさ)が就任しました。三上は、20年に渡って国連開発計画(UNDP)で培った経験等をもとに、今後ユニタール広島事務所の業務を主導して参ります。

三上よりご挨拶:

ユニタール広島事務所の所長に就任し、大変嬉しく思っています。ユニタールの日本や広島での20年にわたる経験と実績をもとに、多様なパートナーと協力しながら、より良い未来を切り開くために、ユニタールの世界レベルの学習・知識共有サービスを国や機関、人々に提供し続けたいと思います。また、(2030年アジェンダの)『誰ひとり取り残さない』という精神で、これまで我々のサービスを受けられなかった人々にもサービスを提供できるよう、尽力する所存です。

なお、前任の隈元美穂子は、持続可能な繁栄局長と広島事務所長を兼務して参りましたが、引き続き持続可能な繁栄局長としてジュネーブ本部より指揮を執って参ります。

ユニタール広島事務所は設立20周年を迎えるにあたり、三上氏とともに、事務所のさらなる発展のために邁進してまいります。

【三上知佐・略歴】

東京大学教養学部にて教養学士号を取得(中南米研究専攻)、コロンビア大学国際公共問題大学院にて国際問題修士号を取得(経済政治開発専攻)。シティバンク勤務を経て、2000年に国連開発計画(UNDP)へ入職。キューバ事務所(2000年~2004年)、東京事務所(2004年~2007年)の後、グアテマラ事務所副所長(2007年~2011年)、ガイアナ事務所常駐副代表(2011年~2015年)、バルバドスおよび東カリブ地域事務所常駐副代表(2015年~2018年)、同事務所常駐代表代行(2018年~2019年)、赤道ギニア事務所常駐副代表(2019年~2022年)。2023年11月8日より、国連ユニタール広島事務所長。

【歴代ユニタール広島事務所長】

  • ナスリーン・アジミ(設立(2003年7月)~2009年)
  • アレックス・メヒヤ(2009年10月~2012年8月)
  • ブランドン・ターナー(所長代理)
  • 隈元美穂子(2014年1月~2023年11月)

国連ユニタールについて

国連訓練調査研究所(ユニタール)は、1963年の設立以来、研修事業に特化した国連機関として、世界各国の人材開発を支えています。2022年には、395,000以上の人が受講。ジュネーブ本部のほか、ニューヨーク事務所、広島事務所、ボン事務所があり、様々なネットワークをもっています。2019年からは持続可能な繁栄局のもと、広島事務所と、ジュネーブ本部の財政・貿易ユニットの職員がともに、起業やリーダーシップ、貿易と金融、デジタル技術、軍縮などについてプログラムを展開しています。紛争後復興の過程にある国の人々への研修などには、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして講義に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。

日本での公的な支援組織として、2019年に一般社団法人国連ユニタール協会が設立され、国連ユニタールの広報・啓発活動に協力しています。同法人では、「スポーツと平和」、「SDGsと教育」、「女性のエンパワーメント」を柱とする事業も展開しています。

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