2025年7月29日、広島 – 2025年、広島は原爆投下から80年という節目を迎えます。この80年間、広島は核兵器の非人道性を世界に訴え、核兵器廃絶に向けた取り組みを先導してきました。一方、世界では核兵器の増強や近代化が進み、その使用を示唆する発言がでるなど、これまで以上に国際社会の緊張が高まっています。
このような中、国連訓練調査研究所(ユニタール)は、広島県およびへいわ創造機構ひろしま(HOPe)との共催で、2025年8月6日に国際平和のためのユース対話イベントを開催します。
平和で持続的な社会の構築が強く求められる中、広島から若者が描く核兵器なき平和な未来を実現するために、いかなる視点を持ち、具体的にどう行動すべきか。
このイベントでは、広島と長崎の高校生たちが、政治家や国際舞台の最前線に立つ専門家、実務者、被爆者と対話を行い、「核兵器のない平和な世界」に向けた提案を発信します。
当日の様子はYouTubeでリアルタイム配信され、どなたでもご視聴いただけます。ぜひ、今年の8月6日に広島から発信される若者たちの声に耳を傾けてください。
イベント概要
日 時:2025年8月6日(水)14:30〜16:00
配 信:YouTubeライブ配信(視聴無料)
主 催:広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)、国連訓練調査研究所(ユニタール)
視聴用リンク:
原音・英語 https://youtube.com/live/I8lzxAx1EtY?feature=share
日本語 https://youtube.com/live/5fWyVGKlPmk?feature=share
参加者・登壇者
国連軍縮部 国連事務次長・軍事担当上級代表 中満泉 氏
広島県知事・へいわ創造機構ひろしま(HOPe)代表 湯﨑英彦 氏
被爆者 後東利治 氏
広島大学平和センター センター長 ファンデルドゥース・瑠璃 氏
赤十字国際委員会(ICRC)アジア大洋州地域局長 レジス・サビオ 氏
国連ユニタール青少年大使事業参加の高校生約25名(ゲストとの議論参加者)
学生50名程度(オーディエンス)
国連事務次長補兼国連ユニタール総代表 ミシェル・ジャイルズ=マクドノー 氏(ファシリテーター)
国連ユニタールについて
国連訓練調査研究所(ユニタール)は、1963年の設立以来、研修事業に特化した国連機関として、世界各国の人材開発を支えています。2024年には、約55万人が受講。ジュネーブ本部のほか、ニューヨーク事務所、広島事務所、ボン事務所があり、様々なネットワークをもっています。2019年からは持続可能な繁栄局(Division for Prosperity)のもと、広島事務所と、ジュネーブ本部の財政・貿易ユニットの職員がともに、起業やリーダーシップ、貿易と金融、デジタル技術、軍縮などについてプログラムを展開しています。紛争後復興の過程にある国の人々への研修などには、原爆投下後から現在の平和都市に至る過程を一つの復興モデルとして講義に組み込むなど、平和で公正な社会の実現にも貢献しています。