- 2024年8月6日、エディオンピースウイング広島にて、国連訓練調査研究所(ユニタール)は、広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)との共催で、国連軍縮部(UNODA)のご協力のもと、パネルディスカッション「世界のリーダーと若者の対話 核兵器なき世界への道 広島、そして世界の若者へつなぐ」を開催しました。
- 世界のリーダーと若者の代表らが、核兵器なき世界のために自分たちに何ができるのかについて討論しました。パネルディスカッションは、核兵器なき世界の実現に向けた熱意で満ちていました。
- パネリストらは、「自分を信じ、勇気を持って参画し、闘い続けよ」と若者たちを激励しました。
- イベントは対面会場で英語と日本語の同時通訳が行われ、国連ユニタールのYouTubeチャンネルでも同時配信されました。英語での録画視聴はこちら、日本語での録画視聴はこちら。
2024年8月23日、広島 - 広島に原爆が投下されて79年目となる今年8月6日「原爆の日」に、国連ユニタールはエディオンピースウイング広島で、パネルディスカッション「世界のリーダーと若者の対話 核兵器なき世界への道 広島、そして世界の若者へつなぐ」を開催しました。イベントはYouTubeでも同時配信されました。
本イベントには、湯﨑英彦広島県知事兼へいわ創造機構ひろしま(HOPe)代表、ショーナ-ケイ・リチャーズ駐日ジャマイカ大使、中満泉国連事務次長兼軍縮担当上級代表、カクワカ広島・田中美穂共同代表、そしてユース非核リーダー基金プログラム参加者代表のフランコ・エスコバル氏がパネリストとして登壇し、核兵器なき世界の実現における若者のポテンシャルについて意見を交わしました。
世界のリーダーと若者代表らが熱意あふれる力強いメッセージを伝える中、会場からは社会課題や複雑な政治状況、核軍縮関連の条約における若者の役割などに関して多くの質問が寄せられました。イベントでは終始活発な議論が交わされ、会場は活気と希望に満たされて、幕を下ろしました。
本イベントは、国連軍縮部(UNODA)のご協力のもと、国連ユニタールと広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)の共催で開催されました。
ハイライト:「自分を信じ、勇気を持って参画し、闘い続けよ」
湯﨑知事は、広島県民が惨禍と今なお続く被爆者の苦しみを決して忘れることなく、核兵器のない世界を訴え続けてきたことを述べられました。また、広島県が実施する数多くの核軍縮関連プログラムへの参加を通して、将来を担っていく世代への期待を寄せました。
広島県が提供するプログラムへの参加を通じて平和について学んだ人々が、様々な形で平和を追求する活動に持続的に関わり、世界中に共感の輪を広げることで、核兵器のない世界の実現に貢献することを期待しています。"―湯﨑英彦(広島県知事/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)代表)
リチャーズ駐日ジャマイカ大使は、核軍縮に関するレクチャーやワークショップを行っており、この分野への若い女性の参画を推奨するロールモデルです。彼女は教育の力を信じています。
我々には変革をもたらす力がありますが、参加し、協働し、戦略的になり、研究に投資しなければなりません。決して闘うことを諦めてはいけないのです。"―ショーナ-ケイ・リチャーズ(駐日ジャマイカ大使)
中満国連軍縮代表は、「ユース非核リーダー基金」をはじめとする、国連が行っている様々な研修プログラムを紹介しました。そして、核軍縮は世界をつくることであり、対話をすることがはじめの一歩であることを強調しました。
対話を深め、相手を説得するためには、自分の意見の主張や核軍縮と核抑止力という二項対立だけではなく、自分と異なる多様な意見を理解し、対話するというインクルーシブなアプローチを取ることが非常に重要です。"―中満泉(国連事務次長・軍縮担当上級代表)
田中美穂カクワカ広島共同代表は、広島選出の国会議員に対するロビイング活動によって、核問題における市民の意識向上に尽力しており、自らのモチベーションについて語りました。
未来の可能性は無限大です。ただ私は未来の世代に、我々の責務を残したくないだけなのです。"―田中美穂(カクワカ広島共同代表)
ユース非核リーダー基金プログラム参加者代表のフランコ・エスコバル氏は、歴史的にも若者が様々な分野で役割を果たしてきたことに触れ、今後も引き続き行動し続けるよう、若者を激励しました。
歴史は世界を変えた若者であふれています。人は何歳であっても、それぞれ主体性があり、この地球上における役割が必ずあるのです。"―フランコ・エスコバル(ユース非核リーダー基金プログラム参加者代表)