国連ユニタール広島事務所ではアラブ首長国連邦のアブダビにて2012年4月22~25日の日程で政府開発援助・国際援助などの対外援助を担当する政府高官の専門性と能力強化を目指した対外援助のモニタリング評価と報告研修を実施しました。研修ではモニタリング評価の概要説明や演習を通じて評価シートと行動計画書を作成しました。また、対外政策戦略の成功事例および欧州とアジア両方の地域の対外援助政策を分析し、地域的または文化的課題とチャンスを洗い出しました。
学習目的
本研修受講後には研修生は下記の項目を理解し達成することを目的とします。
- モニタリング評価の枠組み概要
- 対外援助の効果的なモニタリング方法
- データ収集方法およびデータの品質保証の向上
- 戦略的な報告書作成および配布方法
- 組織ニーズアセスメント評の計画と実施
- 行動計画書の作成と実施
- 公共政策と対外援助に関する動向の理解
学習手法
本研修では下記の異なる学習手法を組み合わせ参加型で研修を行います。
対話型講義とグループ演習
多角的な視点から講師が理論を説明し、実際のケーススタディを参考にしながら対話型で講義を進めていきます。講師の講義の後にはグループごとに議論を深め演習を行い、分野の文脈化促進を図ります。
前日の振り返り
毎朝研修開始前にグループごとに前日の振り返りを行い、講義の主な要点や参考資料などについて復習します。
視察
講義で学んだ理論の理解を深め、現状を踏まえた政策や実施例を学ぶために視察を行います。
トレーナー養成(TOT)
本研修では机上の空論にならないよう実社会で役に立つ知識やスキルを提供しています。そして、研修生が各自の所属機関に戻り研修で学んだことを同僚や関係者と共有し幅広く知見を広めていくことを能力強化の一環として奨励しています。
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