国連ユニタール広島事務所では2004年~2006年の間、日本、インド、中国など地域の経済大国の官民の専門家や学者を集め「国連ユニタール広島事務所 国際経済・金融研修」を実施しました。本研修ではアジア太平洋地域で紛争後の復興を目指す国々がより効果的な経済政策を実施するために外国資本を誘致する手段を議論しました。
学習目的
本研修受講後には研修生は下記の項目を理解し達成することを目的とします。
- 効果的な経済開発戦略策定のために必要な手法やツール
- 包括的かつ相乗効果がある形で政府開発援助(ODA)や海外直接投資(FDI)を誘致する政策策定方法
- 政府機関に提出するための優先順位付けしたリストや政策書類の作成
- 他分野セクター間の連携促進
- 情報交換のためのネットワーク立上げ
学習手法
本研修では下記の異なる学習手法を組み合わせ参加型で研修を行います。
対話型講義とグループ演習
多角的な視点から講師が理論を説明し、実際のケーススタディを参考にしながら対話型で講義を進めていきます。講師の講義の後にはグループごとに議論を深め演習を行い、分野の文脈化促進を図ります。
前日の振り返り
毎朝研修開始前にグループごとに前日の振り返りを行い、講義の主な要点や参考資料などについて復習します。
視察
講義で学んだ理論の理解を深め、現状を踏まえた政策や実施例を学ぶために視察を行います。
トレーナー養成(TOT)
本研修では机上の空論にならないよう実社会で役に立つ知識やスキルを提供しています。そして、研修生が各自の所属機関に戻り研修で学んだことを同僚や関係者と共有し幅広く知見を広めていくことを能力強化の一環として奨励しています。
研修終了報告書
本研修の研修終了報告書は下記リンクよりご参照いただけます。(以下、英文のみ)