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研修生の活躍

このページでは、UNITAR南スーダン奨学プログラムを終了した研修生の活躍について紹介してします。

その他の研修生の現場での活躍はこちら(英文)。


2016年度プログラムを終了した内閣府政策統括課長補佐のハキム・モニキュル・アウオク氏、国内避難民のためのプロジェクトを作成

紛争の続く南スーダンでは、これまでに1億5000万人の難民が国外へ逃れ、1億8500万人が国内避難民(IDPs)となっています(UNHCR統計)。ユニタール広島事務所は内閣府政策統括課長補佐のハキム・モニキュル・アウオク氏にインタビューを行い、南スーダンの現状について意見を伺いました。アウオク氏は、2016年度ユニタール南スーダン奨学プログラムに研修生として参加し、このプログラムを通して、南スーダンの首都ジュバを対象に、国内避難民に焦点を当てたプロジェクトを作成しました。

難民や国内避難民はどのような問題に向き合わなければなりませんか。

情勢不安のせいで、私の親戚の中でも何人かが難民としてケニヤ(カクマ難民キャンプ)とウガンダ(アイリョ第II難民キャンプ)に避難しています。私の友達の多くも同様に国内外に避難しなければならず、以前とは全く違った生活を送っています。難民も国内避難民も、厳しい生活を強いられることから、病気にかかるリスクが高まります。私は一度ケニヤのカクマ難民キャンプを訪れましたが、そこで暮らす人々は本当に耐えられないような生活を強いられていました。

難民や国内避難民が増えることは、南スーダンの教育にどのように影響しますか。


こういった移動により人々の生活は乱れ、国内の教育に大きなダメージを及ぼしています。紛争前に比べ入学率は大幅に下がり、学校やインフラ設備は壊されてしまいました。また、教師や教育スタッフが大勢国外へ逃れたことから学校が過疎化し、教師として正式なトレーニングを受けていない者が子供たちを教えています。

南スーダンの女子教育について教えてください。

女子教育は以前から南スーダンにとって大きな課題でした。地域コミュニティーでは、女性は富を得る手段であり、教育はふさわしくないという認識が根強くあります。国内外へ避難した女性は、家族の面倒を見なければならず、学校に行く時間が持てません。難民キャンプにいる女性は、家族や兄弟が資金を得るために強制的に結婚されられたり、レイプや売春を強いられるリスクもあります。そのせいで、HIVや性病にかかってしまう女性もいます。

広島で行われた南スーダン奨学プログラムの研修IIで、アウオク氏は「国内避難民女性のための起業家スキル研修」と題したプロジェクトを提案しました。女性が正式な教育を受ける機会が十分でない南スーダンで起業家スキルを学ぶことは、女性の経済的自立と安定をもたらしてくれるでしょう。ユニタール広島事務所は、このプロジェクトの実施を応援しています。


クリスティーナ・ルクドゥ、ユニタール南スーダン奨学プログラムを通して学んだスキルでより効率的な職場環境作りを目指す

「ユニタールの研修のおかげで、どんな仕事も成し遂げる自信と、目の前にあるどんな問題にも向き合える強い意思を持てるようになりました。」

南スーダン法務省の公訴理事会で法律顧問を務めるクリスティーナ・ピタ・ルクドゥは、研修生として参加した第1回ユニタール南スーダン奨学プログラム(2015年度)を振り返り、こう言いました。

 

Q. この研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか?

A. 効率的なプロジェクト・マネジメントとリーダーシップのための知識やスキルを身に付けようと思ったからです。

Q. そのような知識やスキルはなぜ重要だと思いますか?

A. 私の職場(法務省)は様々な問題を抱えています。例えば、資金不足で職員研修が不十分のため、うまく協力体制がとれていません。組織内で効率的に働くためには、そのような知識が不可欠なのです。

Q. 研修から特に何を学びましたか?

A. ユニタールの紛争後の国の復興に関する研修から、私は、自信をもって南スーダンのニーズを把握することができるようになりました。また、研修から得た専門知識と実践的スキルは、私の担当する刑事事件の分析や、法律意見書の作成にも役立ちます。

Q. そのような知識やスキルは職場にどのような影響を与えましたか?

A. 研修で学んだことを同僚にも共有したことで、チームとしてより効率よく仕事ができるようになりました。このチームワークは、パフォーマンス全体の向上に繋がり、未解決事件に取り組むことも可能になりました。

Q. 最後に、何かコメントはありますか?

A. 南スーダンから参加した他の研修生とは、出会ったときは全くの他人であったのに、研修を通して強い絆が生まれました。同じ目的のために集まった仲間として、南スーダンをより良い国にするために一致団結しようと思えるようになったのです。

 

クリスティーナは、南スーダン奨学プログラムへの深い知識と彼女の能力を活かし、研修生のコーチとして、来月、広島と東京で行われる同プログラム(2016年度)に訪れることが決まりました!

ありがとう、クリスティーナ!日本で会えるのを楽しみにしています。

 


国連ユニタール2015年度南スーダン奨学プログラムを終了したマリアル・ルクのプロジェクトが資金提供を受ける

国連ユニタールの2015年度南スーダン奨学プログラムを終了したマリアル・ルクのプロジェクトが、資金提供を受けることになりました!南スーダン奨学プログラムは、政府や市民社会団体の若手人材に対し、プロジェクト作成やリーダーシップに関する研修を行い、研修生が自ら南スーダンのニーズに沿ったプロジェクトを作成・実施することを目的としています。

マリアルは、2015年度の南スーダン奨学プログラムを通して、南スーダン・ゴク州の56の小学校教員を対象にした教育開発に係るプロジェクトを作成しました。ゴク州では、23の小学校で91%の教員が基礎教育に関する研修を受けたことがないと報告されています(ゴク州で行われた教育に関する年次国税調査、2015年)。マリアルのプロジェクトは、このような南スーダンの現状を改善するため、ゴク州シェベット地区の25%の小学校教員に2018年末までに基礎教育と生涯教育の研修を行うことを目標にしています。

このプロジェクトには638,000南スーダン・ポンド(7,500米ドル)の費用が見込まれますが、その全額が提供されることに決定し、ユニタール広島事務所スタッフ一同、マリアルに心からお祝いを申し上げたいと思います!

マリアル・ルクは、南スーダン共和国、教育・科学・テクノロジー省の課長補佐として、日本国政府から支援いただいた2015年度国連ユニタール広島事務所の南スーダン奨学プログラムに参加しました。この研修では、20名の南スーダン研修生が効果的なプロジェクト実施に必要な能力を習得するために6か月間の研修を受け、各々がプロジェクトを作成しました。

マリアルは、国連ユニタールが行ったインタビューに対して「この研修は私の生活に様々な変化をもたらしてくれました。」「組織のニーズ評価を行い、それに沿ったプロジェクト企画案を作成するスキルを習得できただけでなく、職場でリーダーシップを発揮できるようになりました。特に、チームの中で自らの立場を考え、責任をもってチームを率いるようになりました。また、開発にかかわる様々な組織・団体を把握し、上手に連携・調整する能力が伸びたことも、大きな変化だと思います。」と答えています。

特に、広島で行われた第2回目の研修が印象的だったと言います。「広島からは、大きな教訓を学びました。広島の奇跡的な戦後復興は、市民ひとりひとりの努力と貢献があったからこそ可能となったものでした。これこそ、愛すべき南スーダンのために、私たちにできることだと思います。」

マリアルは、「国連ユニタールの研修から学んだ知識を用いてプロジェクトを作成し、このように教育を推進する国際NGO団体であるIBISから助成金を頂きました。」と述べています。このプロジェクトは、南スーダン共和国、教育・社会福祉省のゴク州教育開発パートナーが、今後実際に主導していきます。

国連ユニタール広島事務所全スタッフより、「マリアル、心からおめでとう!」